ゆるんで産んだ、ゆるんで育てた――産前産後とゆる体操の、不思議なご縁

浅草ゆるスタジオブログ_ゆるベビー

私には子どもが3人います。その一番下の娘だけは、ゆる体操に出会ってから授かった子です。つまりお腹にいるときから、ずっと一緒にゆる体操を体験していたことになります。

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出産日の3日前まで、ゆる体操をしていた

上の子ふたりのケアをしながらの妊娠。しかも35歳を過ぎての出産だったこともあり、正直、最初は不安しかありませんでした。

それでも「私にはゆるがあるから、きっと大丈夫」と思い、出産日の3日前まで、銀座の教室でゆる体操を続けていました。

お産は、本当にスムーズでした。ゆる体操を続けるうちに、自分の体の状態を以前よりつかめるようになり、今どんな状態か、どうすればいいかが、自然にわかるようになっていました。そうした身体感覚が育っていたおかげで、自分でも落ち着いてお産に向き合うことができ、赤ちゃんが下りてくる感じや、いきむタイミングも、自分でつかむことができたのです。お医者様には「静かなお産でしたね」と言われたほどでした(笑)。

産後も、大和撫子のCDを聴いたり、呼吸法を使った「息ゆる」を取り入れたりしながら、体をモゾモゾ、プラプラとゆるめる「寝ゆる」を毎日続けていました。

親がゆるんでいると、子どももゆるむのでしょうか。娘はのびのびと、自分の中に軸を持ちながら、自分の考えを表現し、まわりとは柔軟に接して、今年20歳、青春を謳歌しています。ゆるベビーも、もう立派な大人になりました。

育児雑誌「たまごクラブ」でご紹介いただいたこと

そんな出会いのご縁もあってか、育児雑誌「たまごクラブ」で、ゆる体操をご紹介する機会をいただいたこともありました。

誌面では、椅子に座ったまま首まわりをゆるめる「背もたれ首モゾモゾ体操」、呼吸を楽にする胸まわりの「胸フワ背フワ体操」、肩をゆったり回す「肩ユッタリ回し体操」、仰向けになって背中と腰をゆるめる「背腰モゾモゾ体操」という、妊娠中の体をやさしくいたわる4つの体操をご紹介しました。妊婦さんの体は、お腹が大きくなるにつれて重心が変わり、肩や腰にも負担がかかりやすくなります。がんばって鍛えるのではなく、ゆるめることで整えていくというアプローチは、出産前のこの時期の体にこそ合っているのだと、当時から感じていました。

松ヶ丘助産院との、20年近いご縁

そして、もうひとつ大切なご縁があります。

実は、松ヶ丘助産院では、ゆる体操のクラスが20年近く続けられています。(松ヶ丘助産院のクラスページ)院長の宗先生がゆる体操の大ファンで、妊婦さんや産後ドゥーラのために、ずっとゆる体操を取り入れてくださっていたのです。宗先生には、私のクラスにご参加いただいたこともあります。妊婦さんのフランス語通訳も兼ねてくださって。いつも優しく明るく、真心のある、お会いするだけで元気をいただける先生です。

私自身がそのクラスを教えるようになったのは、2025年9月から。前の担当の先生から引き継ぐ形で、ご縁あって指導することになりました。これまで自分自身が3人の子どもを出産・育児してきた経験が生かせること、そして「ゆる出産」の良さを身をもって実感していたこともあり、このお話をいただいたときは本当にうれしかったのを覚えています。人生で重ねてきた経験を、ゆるを通してお伝えできることは、私にとって大きな喜びです。

実際に教え始めてみると、松ヶ丘には本当にさまざまな方がいらしています。初めての出産を控えた方から、5人目を妊娠中の方まで。それでも皆さんに共通しているのは、「自分のお産を大事にしたい」という気持ちです。もうすぐ1年になりますが、そんな妊婦さんたちとご縁をいただくたびに、毎回「ゆるむこと」の大切さを実感しています。

なかでも忘れられないのは、あるお一人の妊婦さんのことです。松ヶ丘での対面クラスに妊娠中から参加してくださっていたのですが、出産が近づくにつれて、私のオンラインクラスに切り替えて受講を続けてくださいました。その後、無事にご出産されました。後から伺った話では、陣痛の辛い時間、レッスンで聞いていた私の声や言葉を思い出しながら、乗り越えてくださったそうです。それを聞いて、胸がいっぱいになりました。しばらくして、生まれたばかりの赤ちゃんを連れて、松ヶ丘にまた会いに来てくださったときは、本当に感無量でした。出産という何より大きな体験に、少しでも関わらせていただけることに、感謝しかありません。

ゆるんで、安心して臨んでほしい

女性にとって、出産と育児は人生でもっとも大きなライフイベントのひとつです。

不安や心配に押しつぶされることなく、安心してリラックスして、その時を迎えていただけたら。レッスンで体をゆるめることはもちろん、妊婦さんの質問や不安な気持ちに寄り添うことも、このクラスの大切な役割だと思っています。

ゆるベビーだった娘の誕生から、たまごクラブでの出会い、そして松ヶ丘助産院での日々。振り返ると、ずっと一本の糸でつながっていたように感じています。これからも、この道を大切に歩んでいきたいと思います。

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