ゆる体操で体が変わる人・変わらない人|20年指導してわかった違い

浅草ゆる体操教室

「先生、私ちゃんとできていますか?」

20年間、たくさんの生徒さんから聞かれてきた言葉です。体が変わる人と変わらない人——その違いは、やり方ではありませんでした。

目次

変わる人の動きには「美しさ」がある

レッスン中、「あ、この人変わってきたな」と感じる瞬間があります。それは、動きが滑らかになった瞬間です。

力で動いているうちは、ガシガシした力感のある動きになります。いかにも疲れそうな、ぎくしゃくした感じ。でも力が抜けてくると、それがすっと変わります。いつまでも続けられるような、滑らかで美しい動きになっていく。余計な動きや癖がなくなり、人間が本来持っている運動の機能が自然に使われている感じです。

動きが滑らかに美しくなること。それが「変わってきた」サインです。

変わる人に共通すること——それは「素直さ」

変わる人には共通点があります。まず、素直であること。

あまり頭で考えずに素直に体を動かせる人は、言われるがままにやっているうちに、いつの間にか上達しています。一方で理論を大事にしすぎると、体になかなか落とし込めません。こうあるべきというような我が強すぎると、進めなくなることもあります。

研究熱心で、まずやってみる、気長にコツコツ続ける。その積み重ねで体が変わっていくし、センターも育っていきます。そして何より大事なのは「ゆる体操を楽しくやること」「ゆるむっていいな、という体の感覚を味わうこと」です。

変わらない人に多いパターン

「効果が感じられない」とおっしゃる方に多いのが、せっかちさんタイプです。ゆる体操は積み重ねで変わっていくもの。すぐに結果を求めると、本質が見えにくくなります。

また、先に理論が入りすぎると固定観念ができてしまい、ゆるむ楽しさを受け取れなくなることがあります。

そして、真面目できちんとしている方ほど陥りやすいのが、「力を抜こうとするほど力が入る」というパターンです。完璧に抜こうとするとかえってうまくいかない。「これくらいでいいかな」と少し完璧主義を手放したとき、するっとうまくいくことがあります。

「あくびが出たら、褒められる」——安心することがゆるむこと

ゆる体操の教室では、あくびをすると褒められます(本当です)。

あくびは、リラックスモードに入ったサイン。緊張していると出てこないし、自然にあくびが出てきたということは、体が安心した証拠です。「安心する」ということが、ゆるむことと直結しているんです。

私自身も、習い始めの頃は「うまくやろう、先生を上手に真似しよう」としていました。そのときはゆるむ感覚も気持ちよさも、なかなか感じられませんでした。

変化があったのは、寝ゆるのすねプラプラ体操をしていたある日のこと。揺れている気持ちよさをふと感じた瞬間がありました。「あっ、これ。揺れてると気持ちいいんだ!」——そこから体の揺れが気持ちいいと感じられるようになり、「これがゆるむことか」と腑に落ちました。

うまくやろうとやめた瞬間に、ゆるむ感覚がわかった。そういうものなんだと思っています。

「センター」が育つと、何が変わるのか

ゆる体操を続けていると、「センター」と呼ばれる体の中心軸が育ってきます。体の中心を上下に通る、すーっとしたライン。センターが通ると、スッキリする、まっすぐな軸が入る感じ、やわらかいのに安定している、落ち着く、呼吸が深くなる——そんな感覚です。

生徒さんにセンターが育ってきたと感じる瞬間があります。背が高くなった感じ、歩きがかっこいい、地に足がついている、足裏がぺったりと地面に着く、自然に前へ進む力が高まる——そんな変化が現れてきます。

これは姿勢が「良くなった」というより、体の中から変わってきた、という感じです。

20年指導して、一番伝えたいこと

生徒さんによく言う言葉があります。「楽しく、気持ちよさを味わって、ダラ〜っとしてください」。

体をゆるめるトレーニングは、一生楽しめる究極の健康法かもしれません。頑張らなくていい。正確にやらなくていい。ただ、気持ちよさを感じながら続けていく。それだけで、体は少しずつ、確かに変わっていきます。心身ともに健やかに穏やかになっていきます。

変わる人と変わらない人の違いは、才能でも努力量でもありません。「安心して、楽しんでいるかどうか」。それだけなんだと思っています。


「ゆるめる」感覚、体験してみませんか。浅草ゆるスタジオでは少人数・個人フィードバックありの体験レッスンを随時開催しています。

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